ミュージカルを観に行きました!(ネタバレ)
Blood Brothers というミュージカルを観に行きました。
1983年にリヴァプールで初演後、1988年にはウエストエンドに進出し、
同年のオリヴィエ賞では、作品賞、主演男優賞を受賞するなど高い評価を受けました。
1933年にはブロードウェイで上演され、同年トニー賞に6部門でノミネートされ、現在もロングランが続いているという脅威的な作品です。
日本でも、2015年にジャニーズWESTの桐山照史と神山智洋が主演を務めたことで、話題になった作品らしいです。
感想は、
すごかった!
ハッピーエンドではないし、
この作品を通じて、脚本家が伝えたかったメッセージはなんなのか、イマイチわかりかねますが、
すごかった!
劇団員のみなさんは、プロではなく趣味やボランティアでやられている方らしいんですが、
クオリティ高かったです。
ほぼほぼ最前列で観たんですが、表情とかすごかった。
一緒に行った、JICAスタッフさんたちも、
時間にルーズなPNG人がどうやって練習したんだろう? と疑問にもたれていましたw
なんて言ったらいいか難しくて、「すごかった」ばっかりですが、
本当にすごかったです!
***以下あらすじ。ってかネタバレ***
イギリスのあるところに、ジョンストン家がいました。
貧しいですが、子宝に恵まれ、両親とたくさんの子どもたちで住んでいました。
ある日、新たにお腹に子どもができたことが発覚すると、ジョンストン夫君は蒸発してしまいました。
ジョンストン夫人は、子どもたちを育てるために、ライオンズ家の家政婦として働くことにします。
ライオンズ家は裕福でしたが、子どもがなかなかできませんでした。
そんななか、ジョンストン夫人のお腹の子が双子だとわかると、ライオンズ夫人は子どもの一人を引き取りたいと申し出ます。
当初は拒否しましたが、家政婦として働いていれば毎日顔が見られることや、現実的に経済状況が厳しいことにより、説得され、仕方なく双子の一人を養子に出すことにします。
ジョンストン夫人とライオンズ夫人の2人だけの秘密として。
(ライオンズ夫君は長期出張に行っていたため、ナチュラルに授かったと思い込んでいます)
ジョンストン家に育てられた子をマイケル(ミッキー)、ライオンズ家に引き取られた子をエドワード(エディ)と名付けられました。
ある日、ライオンズ夫人は、家政婦のジョンストン夫人が仕事中にエディをあやしたり抱っこしたりすることに嫌気がさし、手切れ金を渡し解雇してしまいます。
これで、お互い会うことはなくなりました。
しかし、運命が2人を引き合わせます。
双子が7歳のとき、ミッキーとエディは偶然町で出会います。
同い年であったことと、誕生日が同じであったことから、2人はすぐに意気投合し、お互いの手を切り、血と血を交わし、兄弟の契りを結びました。
blood brothers になったわけです。
それから、双子とミッキーの幼馴染であるリンダ(女子)の3人は毎日のように仲良く遊んでいました。
ある日、ミッキーがエディの家に遊びに行ったことがきっかけで、ライオンズ夫人がエディとミッキーが友だちになった事を知ってしまいます。
それはまずいと思い、2人を引き離す為にライオンズ家は突如引っ越しをします。
しかし、運命には逆らえません。
双子が14歳になったとき、再び偶然再会し、昔の様にまた3人で仲良く過ごす日々が続きます。
月日が経ち、エディは大学に進学し、ミッキーは就職することになりました。
双子は2人とも幼い頃からリンダに惹かれています。
リンダの気持ちを知っているエディは、大好きなリンダの為に、素直になれないミッキーの背中を押し、ミッキーとリンダのキューピットになります。
晴れてミッキーとリンダは結婚しました。
しかし、幸せは長くは続きませんでいた。
不景気のあおりを受けて、ミッキーは会社をクビになります。
仕事もなくお金もないミッキーは、兄のサミーにそそのかされ犯罪に加担し、逮捕されてしまいます。
刑期を終え、出所しましたが、ミッキーはうつ病になり、薬を手放せなくなってしまいました。
一方、大学を卒業したエディは市議会議員になりました。
薬を手放せないミッキーを心配したリンダはエディに相談しに行きます。
それを見かけたミッキーは2人の仲を疑うようになります。
ある日、エディとリンダが一緒にいる姿を見かけたミッキーは嫉妬に狂い、エディに銃を向けます。
「おまえはお金も仕事もすべて手に入れた。リンダまでオレから奪うのか。」
そこに駆け付けた警察官とジョンストン夫人とリンダ。
現場は騒然とします。
そして、ミッキーを制止するために、ジョンストン夫人がついに長年の秘密を言ってしまいます。
「撃たないで。2人は双子なの。」
それを聞いたミッキーは「なぜオレを養子に出さなかった?」と叫びながら、エディを撃ってしまいます。
エディは銃弾に倒れました。
同時にミッキーも取り囲んでいた警察官によって銃撃されます。
時を同じくして生まれた双子は、奇しくも、時を同じくして息絶えました。
というお話です。
悲しい。
ミッキーの気持ちも、エディの気持ちも、すんごくわかる。
2人はどうしたら幸せになれたんだろうか。
本作品はミュージカル作品っぽくて、DVDとかちょっと見当たらなかったんですが、
もし機会があったら、ぜひ観てほしいです!
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1983年にリヴァプールで初演後、1988年にはウエストエンドに進出し、
同年のオリヴィエ賞では、作品賞、主演男優賞を受賞するなど高い評価を受けました。
1933年にはブロードウェイで上演され、同年トニー賞に6部門でノミネートされ、現在もロングランが続いているという脅威的な作品です。
日本でも、2015年にジャニーズWESTの桐山照史と神山智洋が主演を務めたことで、話題になった作品らしいです。
感想は、
すごかった!
ハッピーエンドではないし、
この作品を通じて、脚本家が伝えたかったメッセージはなんなのか、イマイチわかりかねますが、
すごかった!
劇団員のみなさんは、プロではなく趣味やボランティアでやられている方らしいんですが、
クオリティ高かったです。
ほぼほぼ最前列で観たんですが、表情とかすごかった。
一緒に行った、JICAスタッフさんたちも、
時間にルーズなPNG人がどうやって練習したんだろう? と疑問にもたれていましたw
なんて言ったらいいか難しくて、「すごかった」ばっかりですが、
本当にすごかったです!
***以下あらすじ。ってかネタバレ***
イギリスのあるところに、ジョンストン家がいました。
貧しいですが、子宝に恵まれ、両親とたくさんの子どもたちで住んでいました。
ある日、新たにお腹に子どもができたことが発覚すると、ジョンストン夫君は蒸発してしまいました。
ジョンストン夫人は、子どもたちを育てるために、ライオンズ家の家政婦として働くことにします。
ライオンズ家は裕福でしたが、子どもがなかなかできませんでした。
そんななか、ジョンストン夫人のお腹の子が双子だとわかると、ライオンズ夫人は子どもの一人を引き取りたいと申し出ます。
当初は拒否しましたが、家政婦として働いていれば毎日顔が見られることや、現実的に経済状況が厳しいことにより、説得され、仕方なく双子の一人を養子に出すことにします。
ジョンストン夫人とライオンズ夫人の2人だけの秘密として。
(ライオンズ夫君は長期出張に行っていたため、ナチュラルに授かったと思い込んでいます)
ジョンストン家に育てられた子をマイケル(ミッキー)、ライオンズ家に引き取られた子をエドワード(エディ)と名付けられました。
ある日、ライオンズ夫人は、家政婦のジョンストン夫人が仕事中にエディをあやしたり抱っこしたりすることに嫌気がさし、手切れ金を渡し解雇してしまいます。
これで、お互い会うことはなくなりました。
しかし、運命が2人を引き合わせます。
双子が7歳のとき、ミッキーとエディは偶然町で出会います。
同い年であったことと、誕生日が同じであったことから、2人はすぐに意気投合し、お互いの手を切り、血と血を交わし、兄弟の契りを結びました。
blood brothers になったわけです。
それから、双子とミッキーの幼馴染であるリンダ(女子)の3人は毎日のように仲良く遊んでいました。
ある日、ミッキーがエディの家に遊びに行ったことがきっかけで、ライオンズ夫人がエディとミッキーが友だちになった事を知ってしまいます。
それはまずいと思い、2人を引き離す為にライオンズ家は突如引っ越しをします。
しかし、運命には逆らえません。
双子が14歳になったとき、再び偶然再会し、昔の様にまた3人で仲良く過ごす日々が続きます。
月日が経ち、エディは大学に進学し、ミッキーは就職することになりました。
双子は2人とも幼い頃からリンダに惹かれています。
リンダの気持ちを知っているエディは、大好きなリンダの為に、素直になれないミッキーの背中を押し、ミッキーとリンダのキューピットになります。
晴れてミッキーとリンダは結婚しました。
しかし、幸せは長くは続きませんでいた。
不景気のあおりを受けて、ミッキーは会社をクビになります。
仕事もなくお金もないミッキーは、兄のサミーにそそのかされ犯罪に加担し、逮捕されてしまいます。
刑期を終え、出所しましたが、ミッキーはうつ病になり、薬を手放せなくなってしまいました。
一方、大学を卒業したエディは市議会議員になりました。
薬を手放せないミッキーを心配したリンダはエディに相談しに行きます。
それを見かけたミッキーは2人の仲を疑うようになります。
ある日、エディとリンダが一緒にいる姿を見かけたミッキーは嫉妬に狂い、エディに銃を向けます。
「おまえはお金も仕事もすべて手に入れた。リンダまでオレから奪うのか。」
そこに駆け付けた警察官とジョンストン夫人とリンダ。
現場は騒然とします。
そして、ミッキーを制止するために、ジョンストン夫人がついに長年の秘密を言ってしまいます。
「撃たないで。2人は双子なの。」
それを聞いたミッキーは「なぜオレを養子に出さなかった?」と叫びながら、エディを撃ってしまいます。
エディは銃弾に倒れました。
同時にミッキーも取り囲んでいた警察官によって銃撃されます。
時を同じくして生まれた双子は、奇しくも、時を同じくして息絶えました。
というお話です。
悲しい。
大人の理不尽に振り回される2人。
ミッキーの気持ちも、エディの気持ちも、すんごくわかる。
2人はどうしたら幸せになれたんだろうか。
本作品はミュージカル作品っぽくて、DVDとかちょっと見当たらなかったんですが、
もし機会があったら、ぜひ観てほしいです!
契りを交わしたシーン
ミートパイ(欧米か!)
2人の最期のシーン
キャスト
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