2019年8月22日木曜日

8月21日 青年海外協力隊員の住居事情

7:00起床

早く起きてもすることがありません。

あさってまで4GB使えるプランに入っており、もったいないから、

プロ野球選手がノックを受ける映像と、ベースのフレーズ集をYouTubeでダラダラ観るという優雅(無駄)な朝を過ごしましたw

首都を離れたら電波が悪くできないことということで、お許しください。


10:00

ピックアップしてもらって、今日もRPYC(ヨットクラブ)に行きました。

ランチを食べれば、お客様扱いになり、走れるという噂を聞いたので、それを交渉の材料にして、挑みました。

許可をいただけましたー!

もうすっかり、ガードマンと仲良くなりましたw


ランニング後、シャワー浴びたいよー。って言ったら、

まったくしょうがないなー。って

外の水シャワーじゃなく、会員しか使うことができないジムの隣の温水が出るシャワー室に連れて行ってくれました!

イイ奴! ありがとう!


そういえば、今日も15km走ったため、3日間でフルマラソン達成です!

・・・暇か!w


そんでもって、ランチ!

事前にHPを調べたら、45キナ=1600円と高いけど、サラダバー付いてるし、水曜日はTボーンステーキとお得感あるから、すんごく楽しみにしていました!


でも実際行ってみると、今日はチキンステーキでTボーンステーキは火曜だよーだって。

HPこんなにちゃんとしてるのに!

これがPNGの洗礼か・・・。

でもうまかったからいいや!

スープバー

サラダバー


チキンステーキ

ここのランチ最強にうまいです!

日本料理店大黒のサラダバーとは全然違うw

量多くて、まじで腹破裂しそうだけど、また来たい!!


その後、JICAオフィスに行き、家の確認。

ちょうど先方からメールが来たみたいで、8割完成したみたいです。と。

それ信憑性あるやつですか?w

来週中には行ければいいかなーー。 くらいに思っておきます。


それと同時に、ある疑問をぶつけてみました。

必要最低限の家の基準は何ですか? と。  ・・・(*)

月曜日、火曜日に出発した同期は3人とも、すげー家を用意していただいたみたいです。

冷蔵庫、洗濯機完備。

床タイル張り。

電子レンジやオーブン、ソファまで付いている人もいました。

すげー。ちょっとびっくり!

良かったですね。

みんな満足そうなスタートを切れたみたいで何より!


まー、でも、我々は開発途上国へ、自ら参加を希望しているJICAボランティアです。

そこまでは望みません。


けど、

与えられた家が、本当に家だけで、家具無し。

しかも、安全基準を満たしていないという・・・。

それって、大丈夫かな。


と思い、VC(ボランティア調整員)さんに基準について聞いてみました。


・・・以下、クレームっぽく、愚痴っぽく見えますが、ただの疑問と、問題提起です。

   難しい注文かもしれませんが、くれぐれも誤読しないでください。



我々は、給料が支給されない代わりに、2種類のお金を支給していただいています。

・昨日の記事で述べた、生活補助費(国ごとに定められており、PNGは月7万円弱)と

・住居費です。


住居費は、同じ国の中でも、地域により、さらに細分化されています。
(首都や観光地であったり、治安が悪い地域であったりした場合、高くなります)

訓練所でいただいた資料によると、

我が、キウンガは月々1650USドル支給となっております。
(これは、他国より高いPNGの中でもぶっちぎり。すなわちJICA最高クラスの金額です)

だから、よっぽど治安が悪いか、物価が高いかはわかりませんが、

それなりのところに住むか、

ガードマンの人件費が含まれているのかなー程度に思っていました。


ところがどっこい、

PNGに来てから、それは根底から覆されました。

VCさんが言うには、

その金額はあくまで先方が住居を用意できず、自分で用意しなければならなくなったときにのみ基準となる金額のため、用意していただいた場合は適用されませんよと。

PNGでは基本的に、学校や病院が用意してくれます。

すなわち、住居手当をJICA側がどんなに高額に設定していても、仮に2万円の価値の家を用意していただいたら、そこに住むことになります。自分で選ぶことはできません。
(他国では、家を自分で見つけなければならないところもあり、その場合はもろに適用されます)

・・・なるほど。

まー、ルールなら従いましょう。

でも、今回は、「家を用意してくれた」という基準を満たすのでしょうか?

家あっても、住める基準満たしてないんだったら、無いのと一緒じゃん!w

ましてや、前任者が任期短縮や任地変更。

一人任地というオプション付き。

べつに17万円じゃなくていいけど、ちゃんと安全が保証された家に住みたいなー。


とまぁこんな感じで家が決まりました。

別に豪邸に住みたいというわけではないのですが、少しだけ疑問は残りますね。

でも、お金が無いながらも用意してくれた学校側には感謝しています!


そんで、次は家具についてです。

家を学校が用意してくれたため、通常家具も学校が用意してくれることになります。

でも、「お金がないから無理です。」の一点張りみたいです。

「お願いします」「無理です」を繰り返し、

途方に暮れたVCさんは、会議の末に、特例を発動。

しょうがないから、家具はJICAが用意しますと。

おー、ありがたいですね!

ちなみに、家具って何ですか? と伺うと、

「机と椅子2脚とコンロです。」だって。

ん?

もう1回言わせてください。

ん?


・・・それだけかい!


それと、「元々はIHのはずでしたが、ガスコンロになりました。すみません。」ですって。


あ、もはやそこは気にならないので全然大丈夫です。
(と思ったけど、ガスの補充とかめんどくさそうだから、できればIHが良かったなー)

もうちょっと頑張れないもんかなー。

毎月約17万円節約しているんだから、もうちょっと頑張れないかなーw


大変長くなりましたが、ここまでがOISCAから帰ってきた直後。つまり、先週の話ですw



それを踏まえての今日です!w

必要最低限の家の基準は何ですか? と。  ←(*)に戻りましたw 

やっと戻って来れましたねw

おかえりなさい。


決して、

お湯を望んでいるわけではありません。

ウォシュレットを望んでいるわけではありません。

電子レンジを望んでいるわけではありません。

クーラーを望んでいるわけではありません。

洗濯機を望んでいるわけではありません。 ← 脱水機はむちゃほしいけどw


でもさ、「冷蔵庫」って必要じゃね?
(人によって価値観は違うかもしれませんが)


赤道付近の国で、

暑かったり、湿度高かったりする影響で、腐敗しやすい国で、冷蔵庫無いってありかな?

熱中症になっちゃいそうじゃね?

食中毒になっちゃいそうじゃね?


「現地の方と同じ暮らし」みたいな、我慢を美徳とする精神はわからんでもありません。

開発途上国に来た意味がないから、整えるべきではない。という意見もわからんでもありません。

そこから得られるものもきっと大きいでしょう。


でもさ、根本的に違うため、難しいですよね。

そういう環境でここまで生活してきた人間と、近代的な環境でここまで生活してきた人間では。

スマホ持ってきているし、PC持ってきているし。

むしろ、それを推奨されてるし。

都合良いときだけそのワードを使われている感があります。

それにみんなの家にはあるって聞いてるしさ。

だから、基準だけ教えてください。


って言ったのに、的を射た答えが返ってこない。

「僕がボランティアだった時代は・・・」

「すべてが平等に・・・」

「日本だって・・・」

「全員の家の冷蔵庫を・・・」


ちがうちがう。

そういうことを言っているんじゃない。

ただ、机等は用意していただいたのに、冷蔵庫を用意していただけない理由はなんですか?って聞いているだけなのに。

感情論や武勇伝、経験談を聞きたいわけではありません。


しばらくして、意図が伝わり、ようやく書面が見つかりました。

「最低限の家具は用意するが、家電は用意しない。」

すなわち、冷蔵庫等は該当しないみたいです。

なるほどね。

明確な基準があるなら納得です。

我慢します。

それを早く言ってよ。
(むしろそれを知らずして、よく机だけ揃えましたねw)


勘違いしてほしくないのは、

私は家電を買ってくれ。もっと近代的な生活がしたい。と言っているわけではありません。

シティボーイなりに、開発途上国なんだから、こんなもんでしょ。と割り切っていますから大丈夫です。

こういう経験を求めていたってのも、ありますし。

ただ、JICAという組織がGOサインを出す出さないを管理する以上、何かしらのラインがあるだろうから、そのラインを知りたかっただけです。


このやりとりからわかったことは、

要は「運」みたいです。
VCさんは、頑なにこの表現を嫌いましたが。)

家具・家電を揃えてもらったら、ラッキー。

揃えてもらえなかったら、アンラッキー。

(めんどくさくなるから、何をもってラッキーと捉えるかは人それぞれ的な議論はここではしないでください。)



なんだってそんなもんですよね。

どの世界にだって理不尽は存在します。

周囲と比べても仕方ありません。

そのうえで、どーしても欲しければ、各個人が買えば良いだけで、お金で解決できることですからね。
(冷蔵庫の相場は1500~2000キナと、1カ月の生活補助費に該当する高級品ですがそれもここでは議論の対象外とします)


ただ、私の場合は、少し気になることがあります。

任地にいる隊員が現在一人もいないため、

現地で何が買えるかわからないということです。

1回行ってくださったなら、せめてそこらへんの情報だけでも授けてくれたらありがたいんですけどねー。

痒い所に手が届かない。

まーなんとかなるでしょう!w



続いて、安全面について。

まだ続くんかいって思った人、ごめんなさい。今投稿は長くなります。

ちなみに、これに噛みついたのは私ではありませんから。

同じく家ができていないココポに行く隊員ですから!w


1番のテーマは、「安全の確認方法はどうやって行うのか?」です。

私たちが住む予定の家は、欠陥の烙印が押されました。

にも関わらず、VCさんは、家ができたできていないの確認を先方とメールでしています。

それって、大丈夫?

そもそも期日に間に合わせられない方々だよ?

技術力だって不透明だよ?

オリエンテーションで散々治安悪い国ですって不安を煽られているんですけど?w


JICA的には、業者に投げたら終わりみたいです。

1度見に行ったから、安全性が保たれたかどうかの確認は、現地に直接赴かないんですって。

理由を伺うと、

「予算がないから。」 らしいです。

いやいや。

日本だったらまだ考えられます。それで。

ある程度安全で、信頼できるから。

でも、PNGですよ?

繰り返しますが、他の同期とは異なり、欠陥の烙印が押されているんですよ?

私は一人任地で頼る人がいないんですよ?w


家って、唯一安らげる場所であり、聖域だと思っているのですが。

予算の使い方間違っていないと言い切れますか?

他に削るところが1つも無いと言い切れますか?

安全を確認するための交通費より、2年間で1回も使わないかもしれない25万円の衛星携帯電話の方が大事ですか?

行ってみて、万が一、鍵がかからなかったら、未修繕個所が見つかったらどうしたらいいですか?


「君たちの安全が最優先です」

口ではそう言っていただいており、大変ありがたいことではありますが、

最優先にしてくれていますか?

「JICAは何もしてくれないじゃないですかー。ってたまに言われるけど、全員リアルタイムに管理することは物理的にできません。基本はセルフディフェンスです。何かあったら電話してください。対応しますから。」

事後対応。

それがJICAの対応の基本路線みたいです。


VCさんは3人とも人間的にとても良い方です。

決して、VCさんや、彼らの仕事ぶりを否定しているわけではありません。

物腰柔らかくて、丁寧で、面倒見良くて、尊敬できる方々です。

海外経験豊富で優秀な方々です。

その方々が、JICAの職員として、JICAのルールに則っているなら、それがきっと正しいのでしょう。

私もJICA側の人間である以上、それに従うべきなのでしょう。


でも、任地における我々の生活や、我々の安全って何なんだろうなーってちょっと考えさせられる出来事でした。




あ、そのお話のあと、再び銀行に行きました。

クレジットカードを受け取りに。

ですが、

私のクレジットカードは、ちゃんとまだできておりませんでしたw


そーゆー星の下に生まれてきたのかもしれませんね!

特別な才能と思い込むことにします。


カネゴンは今日もレベルが1つ上がりました。

2 件のコメント:

  1. パプア服部です!
    パプアは危ないけど死にはしないので大丈夫ですよ〜笑 お金も普通の生活してたら使えきれないくらいの値段なんで毎日外食、冷蔵庫買っても余裕です! 現地生活、案外楽しいのでお楽しみに!(パプア人と共同生活でなければね…)

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    1. 服部先輩、コメントありがとうございます。
      恥ずかしいから関係者は読まないでほしいんですけどねーw
      毎日共同生活お疲れ様です。
      任期終えられるまでに、教育分科会等でキンベへ出張できることを願っています!

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