コロナウイルスの影響により、
PNGに派遣されている全員が首都退避となりました。
正式には首都への業務出張という名目になっていますが。
*ここまでの経緯*
3月7日
事務所から急遽電話が。
「任国外旅行が当面の間見合わせることになりました」
チーン。
まだ言っておりませんでしたが、
実は、
GWに日本に帰国する予定がありました。
理由は、
毎度おなじみ、
友人の結婚式ですw
( ← 結婚式要員w)
アラサーあるあるですね。
しかし、
収束具合にもよりますが、
出席できない可能性が高くなってしまいました。
まじかーーーー。
大切な友人の一生に一度の晴れ舞台に出席できないなんて。。。
前回の火山といい、
すんなり出国することも、入国することも許されないw
これはブロガーの宿命なのか?w
航空券の保険きかないかなー。
それと同時に、
可能性の話らしいですが、
意味深なことを言われました。
「首都退避等も考えられますので、明日の飛行機に乗れと言われても準備できるように荷物をまとめておいてください」
・・・うん。
まさかね。
3月14日
再び電話が。
「3月18日の便で全員首都ポートモレスビーへの業務出張です」
とのこと。
主な理由は以下の3点。
1.医療体制の問題
我々が活動している地方では、医療体制が整っていないことから。
うん。
キウンガにはちゃんと”病院”と呼べる医療施設ありませんからねw
蔓延したら大変なことになると思います。
2.国内移動の問題
PNGに陸路は無く、都市間の移動は空路のみです。
現在PNG国内での感染者は出ておりませんが、
万が一感染者が出て、国が空港を封鎖した場合、
我々が孤立してしまうからということです。
うん。
想像しただけでおそろしい。
一人任地だし完全にツムもんねw
3.治安リスクの問題
幸いにも私は経験がありませんが、
日本人ということで、差別的な扱いを受ける可能性があるからとのことです。
うん。
キウンガは中国人、フィリピン人等アジアの方が多いです。
差別的な扱いは一切ありませんが、
いざ、蔓延したらどうなるかわかりませんからね。
中国人の友だちは、
キウンガという狭い町で発症者が出たら、
一気に集団感染するし、
病院ないから死者が出てしまうかもしれないし、
アジア人に対しての差別的な扱いが多発するだろうって。
また、
物流がストップし、
お店のオーナーはほとんど中国の方だから、
強盗等を含め、暴動が起き、大変なことになるだろうって。
怖すぎる。
そんなこんなで、
首都にあがることになりました。
そこでは、
待機訓練や、対策研修、
任期を終えた先輩の活動報告会に出席する予定となっています。
ちなみに、
期間は10日間を目途としているみたいです。
(3月18日~27日)
最初は、
PNGという島国で、
一部の港以外は封鎖しているため、
感染経路は唯一の国際空港である首都の空港しかなく、
そんななかわざわざ首都に集めるということは、
いよいよ日本に強制送還されるのかなーと思っていましたが、
そういうわけではないみたいですね。
嬉しいような、
悲しいような。
すみません。
不謹慎ですね。
なんにしても未曾有の事態ということですね。
しかし、
ここで問題が。
職場や友人になんて言おうかなー。
戻ってくる前提だから、
写真撮ったり、送別会を開いたりしてもらうってのはなんか違うよなー。
かといって、
しれっとバイバイして万が一・・・
ってことがあっても寂しいしなー。
と思いながら、
まずは14日土曜日。
バスケ仲間に拙い英語で一生懸命話しました。
事情や私の健康を気遣ってくれました。
本気の
「I miss you.」
を聞いたときにはウルっとしました。
「またすぐ一緒にバスケできるよっ」
て。
うん。
ありがとう。
次に、
16日月曜日
学校へ報告。
まずは校長に。
私は君たちの活動をすごくリスペクトしている。
どうなるかわからないけど、来てくれて本当によかった。
ミスターが指導してくれた数学は生徒のなかに必ず残ってるよ。
コロナウイルスが落ち着いて、戻ってくるのを楽しみにしてるよ。
お前の数学はナンバーワンだから!
ってさ。
うん。
泣きそう。
私の授業観たことないくせにw ←
良い上司(カウンターパート)に出会ったなー
と本当に思う。
安全面に対する意識の違いで、
当ブログ等で愚痴はたくさん言ったけど、
ビジネスパートナーとして最高でした。
誰にでも優しく、おおらかで、
教育に対してとても熱心で。
尊敬してます。
本当に立派な方でした。
続いて同僚に。
そーなの?
さびしいじゃん。
なんで?
なんでわざわざ首都に行くの?
なんで流行国の日本に行く可能性があるの?
そんなことより、
私たちコロナウイルスのことよくわかんないから教えてよ。
って感じで、講義することになりましたw
なんで?w
んでもって、
また日本のお土産買ってきてねー。
前回のチョコおいしかった!
あと、できれば私のために日本製の良いスマホ買ってきて
だってさw
うん。
みんな明るくおもろくて、
ハッピーな職場でよかった!w
そして、
16日、17日と移動のために準備しなさい。
と言っていただき、お休みをいただきました。
中途半端に授業しても引継ぎめんどくさいしね。
生徒になんて言ったらいいかわかんないし。
生徒にはバイバイできなかったけど、
まだ終わりじゃないからね。
きっと戻ってくるし!
2日間準備期間をいただきましたが、
私が計画的にパッキングなんてできるはずがない。
ということで、
のんびりして過ごしますw
結局最後13連休だったなーw
んで、
なにしようかなーと思ったときに、
やっぱり、
万が一を考えて、
お世話になった人に挨拶にいきたい!
と思います。
16日。
トレーニングを兼ねて、
走って中国人の友だちのもとへ。
派遣前から親切にしてくれた方。
彼がいたから、すんなりキウンガ生活に溶け込むことができました。
唯一の日本語が使える存在として、
息抜きの場でもありました。
勉強熱心で、世界の情勢についても
いろいろ教えてくださいました。
本当によくしてくれてありがとうございます。
お身体に気をつけて。
上述のようなことが起こらないことを心から祈っています。
17日16時。
事務所から電話が。
「断言はできませんが、日本へ帰国する可能性が極めて高くなりました。それにあわせて準備して首都にあがってきてください」
いよいよか。
世界中の同期といろんな話をしましたが、
コロナウイルスの感染リスクもありますが、
空港を封鎖され身動きが取れなくなることのリスクが大きいからね。
また、同じようなボランティア団体である、
アメリカのPeace Corps
韓国のKOICA
は完全に撤退しましたからね。
足並みをそろえるうえでもそうでしょう。
さて、
どうしよう。
と思ったと同時に、
自然と足が動き、走り出しました。
毎週末一緒にバスケをやったフィリピン人の友だちのもとへ。
「broどうした?」って
汗だく。
少し、息を整えてから、、
サヨナラを言いに来たんだ。
土曜に話したときよりも事情が悪化して、
どうやら帰国することになりそう。
最初に声をかけてくれて、
一緒にバスケやってくれて、
親切にしてくれて、
弟のようにかわいがってくれて
本当にありがとう。
あなたがいたから、
私のキウンガ生活は充実したものになりました。
なんていったらいいかわかんないけど、、、
出会えて本当によかった。
ありがとう。
というようなことを
一気にまくしたてました。
うん。
途中からグズグズです。
周囲の方に心配されるぐらい引くほど泣きましたw
英語でもこんな感情が乗るんだって自分でもビックリw
今度奥さんと日本行くからそこでまた遊ぼうって。
うん。
待ってる!
本当にありがとう!!!
半泣きだけどこれが一番まともw 他はぐちゃぐちゃすぎて見せられんw
18日。
最後に学校に挨拶。
なんとなく、
帰国になりそうだってことは伏せておきました。
10日後に戻ってくるからって、
笑顔でバイバイ。
医療事情から、
何かあったらみんなの方こそ大変だから、
お身体大切にしてよ!
校長と。
自宅で準備中副校長から電話が。
家の前にいるよーって。
家族でビルム作ったから受け取ってくれってさ。
今年度異動してきたから一緒にいた期間は短かったけど、
たっくさん話した。
すんごくしっかりした人でした。
ありがとう!
1番お世話になった中国人の友だちに車で空港まで送ってもらいます。
そんでもって首都到着。
予定より50分早くw
大丈夫か?
乗り遅れた人いない?w
さらばフライリバー!
普段1個ずつなのに、なぜか大量にくれたw
とりあえず、
今回の記事はそんなところで。
ちなみに、
今回の宿泊場所はクラウンホテル!!!w
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