私は、同期より派遣が23日遅れました。
愚痴ではありません。
それ自体はむしろラッキーだと思っています。
先に派遣された同期のリアルな声を聞くことができたし、
首都のいろんなところに連れて行ってもらえたし、
出張にまで行かせてもらえたし。
おかげで、先に派遣された同期が羨むような、貴重な経験をたくさんすることができましたw
ハッピーです。
さて、派遣が遅れた理由ですが、
みなさんご存知。
家が未完成だったからです。
正確には、
家ができていないのではなく、
JICAが定める安全基準を満たしていなかったから。
と、
必要最低限の家具が揃っていなかったから。
です。
そして、それを補う財源を学校側が持ち合わせておらず、
協議の末、やむを得ない事情とのことから、
JICA側から資金を提供することでなんとか工事が開始され、
その工事にちょいちょい時間がかかり、
23日遅れたというわけです。
はい。
用意していただいた、家具・家電は以前の記事に書かせていただいた通りです。
だいぶ頑張ってもらいました。
本当に感謝です。
いくつか買い足しましたがww
今回は、
工事に時間がかかったセキュリティをご紹介。
JICAが定める安全基準とともにお楽しみくださいw
JICAでは、安全に関する話をする際、
家の外側から、第1次防衛線~第3次防衛線という言葉を使っています。
特に第3次防衛線(寝室)は、何人たりとも入室を許してはならない絶対領域です。
それがどんな感じなのか見てみましょう。
◇第1次防衛線
住居の周りが塀や柵で囲われていること。
オプションで、ガードマンや番犬がいたら、尚良いそうです。
OK!
ちょっと強く体当たりしたら壊れそうw
野良犬が侵入してきます。
◇第2次防衛線
玄関ドアや、窓に鉄格子がはめられていること。
ドアと窓にある程度距離があること。
屋根に腐敗等がないこと。
OK!
家の外からみた玄関ドア(鉄格子のみを開けた状態。二重ロックです。)
◇第3次防衛線
寝室に扉があること。
鍵がかかるること。
ベッドサイドにサイレン付きメガホンを置くこと。
OK!
相変わらずラグジュアリーな蚊帳ですw
と、まーこんな感じでおそらく安全が守られております。
強いていえば、
・寝室の内側からは鍵をかけられますが、鍵自体が無いため、外側からは開錠も施錠もできないこと。(インロックしたら終了です)
・カーテンのサイズがあっておらず、外から我が家がチラホラ見えること。
・ドアや窓のサイズ感がイマイチあっておらず、隙間が多く、虫が無限に侵入してくること。
くらいですかねーw
さらに言うと、
守られているので、贅沢な悩みだとはわかっていますし、
どうすることもないですが、
カギがむっちゃストレス!
家に入るまでに、
家の周りの柵、玄関ドアの柵、玄関ドアの2重ロック があるため、
異なるカギを4つ使います。
5本目は職員室の私の部屋の鍵
現在は外から私の部屋へアクセスできる鍵、鉄格子の鍵が加わり7本ですw
しかも、
柵は外から手を入れることができてしまうため、当然鍵での施錠です。
手で閉めることができず、外から開けた後、
中に入り、鍵を挿し直し、閉めなければならない。
というところにすごくストレスを感じています。
すなわち、帰宅して家に入るためには、
柵開けて、柵閉めて、
柵開けて、玄関ドア2つ開けて、
柵閉めて、玄関ドア2つ閉める。
という作業が必要になります。
・・・うん。
日本にいる平和ボケしているみなさん。
安全って、当たり前のことでも、与えられるものでも無いんですからね?
キウンガは、
隣町に行くにも飛行機を使わなければ行くことができない陸の孤島です。
JICAボランティアが私一人というだけでなく、
日本人は私以外誰もいません。
むしろ、キウンガという町のみならず、
半径500km以内に日本人が誰もいないということらしいですw
・・・東京からだと、京都とか岩手の花巻までにあたる距離ですw
・・・なかなか貴重な経験w
そのため、むちゃ見られます。
走るだけでも。
洗濯物を干すだけでも。
玄関から一歩出るだけでも。
スーパーで買い物してるだけでも。
家の目の前が通学路だし。
ってか、学校の敷地内にある家だし。
改めて自分って外国人なんだなー。
目立ってるんだなー。
って感じます。
柵着いてる家なんて我が家だけだしw
隣人宅との比較
教員という職業柄、
町では、生徒や保護者、地域の方の目を気にしていたため、
他の方に比べて、見られて生活をするということに慣れてはいると思うのですが、
ちょっとストレスもありますね。
慣れていない方はもしかしたらしんどいかも。
常にその自覚をもち、
半径500km内の日本人代表として、
2年間安全に過ごしていきたいと思います。
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