以前から気になっていた、
「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」
を読んでみました。
同作品は、2019年度ビジネス書大賞を受賞した作品であり、
30万部突破の大ベストセラー作品です。
率直に、
これはすごい!!
以前紹介させていただいた、
「FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」
もなかなか衝撃的でおもしろい作品でしたが、
コイツもなかなかです。
いや、むしろ、
現代を先進国で生きる我々にとっては、
コチラの方がより衝撃的であり、
一読する価値ありだと個人的に思います。
以下、ネタバレになりますが、
内容を端的に言うと、
みんなAIについて勘違いしているよ。
想像しているような恐怖は来ません。
けど、
正しく理解しないと本当の恐怖に飲み込まれることになるよ。
って話です。
巷に、
AIについて謳っている本はたくさんありますね。
そこで様々なことが書かれています。
AIに人間が支配されてしまう。
とか。
でも、
それは間違ってるよ。
って。
というのも、
何を隠そう、
この作品の作者はAI開発の第一人者みたいです。
だから、
機能や性質、学習の過程や発展させるための苦労がすべてわかるから、
断言できるというわけです。
AIが人間を超えることはあり得ない。
AIが東大に合格することはあり得ない。
と言っています。
じゃあ、
大丈夫なんだー。
人間最強なんだー。
よかったー。
安心。
かというと、
そうでもないと。
AIは、東大に合格することはできないが、
難関私立大学のMARCHに合格するレベルの力はすでに身に付けていると。
そして、
AIにより仕事は間違いなく失われていくだろうと。
かつて、
駅の改札が、手動から自動に切り替わったように、
新しい技術の登場で仕事が無くなることは、今に始まったことではないが、
今起きている変化は、
かつて経験した変化とは同質ではないと作者は感じているみたいです。
理由は、
AIにより失われる仕事は多岐にわたるからであり、
今後10~20年の間に働く人の半数が職を奪われる可能性すらあるだろうと。
あー、ずーっと言われてたやつ!
やっぱりそれはウソじゃなかったんだー。
では、
このような危機を回避するためには、どうすればよいか。
それは、
大多数の人間がAIにできない仕事を引き受けられる事が前提であると。
そのAIの不得意な分野というのが、
高度な読解力・常識・人間らしい柔軟な判断が必要な分野です。
(それがAIが東大に合格できない所以)
しかし、現在の日本の中高生の読解力は危機的状況にあるみたいです。
というのも、中高生の基礎的読解力を調査した結果、
中学生の3人に1人、高校生の10人に3人が、
教科書や新聞等、生きていくうえで最低限必要であろう、
簡単な文章が読めないことが判明したみたいです。
データから見るに、
これは、現代の子どもに限ったことではなく、
大人も同様みたいです。
この結果からわかる通り、
今すぐ対策を講じ、読解力を身に付けなければ、
社会に失業者が溢れかえるという未来が現実のものとなるだろうと、
予想が立てられるみたいです。
早急に、
読解力を身に付けろ!
うん。
やらなきゃいけないんだろう?
頑張る。
しかし、
現時点で読解力を身に付ける有効な手段がわからないみたいです。
ん?
本読めばいいんじゃないの?
統計的なデータによると、
読書習慣も学習習慣も関係ないみたいです。
・・・。
手段はわからないけど、
とりあえず一刻も早く
読解力を身に付けろ!!w
という感じの本ですw
本当にためになるので、
ぜひ読んでほしいです。
でも、
時間が無い方もいらっしゃいますよね。
誰かYouTubeで紹介していないかなーと思ったら、
いました。
中田敦彦!
すげーな。
なんでもやってんなw
オリラジあっちゃんまじですごい!
観てみると、
前後編で60分弱の内容となっていましたが、
この動画だけでも、
大筋を理解することが十分に可能です。
本が苦手な方、時間が無い方は、
ぜひコチラを視聴してみてください。
みんなで、力を合わせて、乗り越えていきましょう。
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2020年7月1日水曜日
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