みなさん周知の通り、シアトルマリナーズのイチロー選手が現役引退を発表しました。
いまから23年前の小学2年生のとき野球を始めた私にとって、
イチロー(子ども時代からそう呼んでいたため敬称略)はずっと憧れの存在であり、
テレビをつければいつでも大活躍している、スーパースターです。
小学校・中学校の卒業アルバムには、その年にあった代表的な出来事が写真とともに書かれたページがあり、
毎年のようにイチローのことが書かれていました。
イチローは年齢を感じさせず、何年経っても現役が当たり前。活躍して当たり前と思わされていたため、
引退するときは死ぬときだろうなと勝手に思っていました。
そのため、1日経った今日も現実として受け止めきれず、心にぽっかり穴が開いた気持ちです。
私はイチローという野球選手も好きでしたが、人間としても大好きです。
生では3回しか見たことはありませんが、プレーの美しさ、たたずまい、存在感はもちろん、
発言、行動、生き様、そのすべてに魅了されていました。
開幕戦ではなく練習試合のマリナーズVSジャイアンツではありますが、
イチローと時間を共有することができて本当に良かったと思います。
私が支えにしている好きな名言をいくつか紹介させていただきます。
『特別なことをするために特別なことをするのではない、特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする』
『準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく』
『小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道』
昨日の記者会見でも同じようなことを言ってくれました。
『生きざまというのは僕にはよく分からない。生き方という風に考えれば、人よりも頑張るなんてことはとてもできない。あくまでも「量り」は自分の中にある。量りを使いながら、自分の限界をちょっと超えていく。そうするといつの日かこんな自分になっているんだ。少しずつの積み重ねでしか、自分を超えていけないと思っているんですよね。一気に高みにいるとすると、今の自分とギャップがありすぎて、それを続けられない。地道に進むしかない。ある時は後退しかしない時もあるので、自分がやると決めたことを信じてやっていく。でも、それは正解とは限らない。間違ったことを続けているかもしれない。遠回りをすることで、本当の自分に出会えると思っている。今日のゲーム後のファンの方の気持ちを見た時に、ひょっとしたらそんなところを見てくれたのかなと思います。』
こういう考えを常に持ち、実行することができたから、4367本ものヒットを打つことができたんだな
と改めて感じました。
これからプロ選手としてのイチローを見られなくなること、
今後生まれてくる子はイチローというスーパースターを一度も見られないということには、
とても違和感があり、大変残念なことではありますが、
イチローから学んだ多くの教訓と、与えられた多くの夢と希望を、
自分の人生に生かし、後世に伝えていければと思います。
イチロー選手、現役生活本当にお疲れさまでした。
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